インフルエンザの予防接種 Influenza injection

インフルエンザの予防接種について

インフルエンザにかからないためには、飛沫感染のリスクを下げる予防策や流行前のワクチン接種が効果的です。

予防策

マスクの着用

インフルエンザの主な感染経路は、インフルエンザウイルスを含んだ咳やくしゃみを吸い込むことによって感染する「飛沫感染」です。この飛沫感染を防ぐことによって、インフルエンザに感染するリスクを下げることができます。 外出する時はマスクを着用する、人が多い所を避けるなどで、予防しましょう。

手洗い

石鹸による手洗いは、インフルエンザウイルスを取り除くために効果的です。アルコール消毒も同様に効果があります。

湿度の管理

空気が乾燥すると、喉の粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザは空気が乾燥する冬場に流行するため、室内では加湿器などを用いて適度な湿度(50%〜60%)を保つように心がけましょう。

予防接種(ワクチン接種)

インフルエンザワクチンには、感染後に発症するリスクを低減させる効果と、発症した際に重症化を防ぐ効果があると言われています。ワクチン接種は、インフルエンザが流行する前の10月頃から始まります。ワクチン接種による効果が現れるまでに2週間ほどかかるため、流行のピークを迎える1月までには受けるようにすると良いでしょう。

高齢者の予防接種

高齢者のインフルエンザは重症化することがあります。重症化を防ぐために、ワクチン接種が効果的です。実際にワクチン接種を受けた高齢者は、死亡のリスクが1/5に、入院のリスクが約1/3から1/2にまで減少することが期待できると言われています。特にワクチン接種の意義が大きいとされる下記の方は、予防接種法に基づく定期の予防接種の対象となります。

1)65歳以上の方

2)60〜64歳で、心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり身の回りの生活を極度に制限される方

3)60〜64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり日常生活がほとんど不可能な方

予防接種を希望する場合は、かかりつけ医と相談の上で判断をしてください。

乳幼児の予防接種

ワクチン接種は生後6ヶ月から可能です。乳幼児のワクチン接種は、だいたい20〜50%ほどの発病防止効果があるという報告があります。しかし、感染を完全に防止することはできないため、周囲の人たちが咳エチケットやうがい・手洗いを徹底することが大切です。また、人が多い場所に連れて行かないなど、インフルエンザウイルスに曝されるリスクをできるだけ減らすように工夫することも効果的と言えます。

乳幼児は他のワクチンを接種していることがあるため、インフルエンザワクチンの接種を希望する場合は、医師に相談の上で判断をしてください。

予防接種による副作用について

ワクチンを接種した時に見られる副作用には、接種した場所の赤み、はれ、痛みなどがあります。これらはワクチン接種をした10%〜20%の人に見られますが、通常は2,3日で消失します。その他には、発熱、頭痛、寒気、倦怠感などが生じることがありますが、こちらも通常は2,3日で消失します。まれに接種後すぐにアナフィラキシーショックの症状(発疹、じんましん、赤み、痒み、呼吸困難)が出ることがあります。接種して30分以上経ってからこのような症状を生じた場合は、すぐに医師に連絡してください。

インフルエンザワクチンは、ウイルスを失活させて免疫をつくるために必要な成分を取り出し、病原性をなくした「不活化ワクチン」です。ワクチン接種によって、インフルエンザを発症することはありません。

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